福知山市議会 2017-02-24
平成29年第2回定例会(第1号 2月24日)
平成29年第2回定例会(第1号 2月24日) 平成29年第2回
福知山市議会定例会会議録(1)
平成29年2月24日(金曜日)
午前10時00分 開会
〇出席議員(25名)
1番 塩 見 聡 2番 竹 本 和 也
3番 中 嶋 守 4番 井 上 修
5番 柴 田 実 6番 西 田 信 吾
7番 荒 川 浩 司 8番 芦 田 眞 弘
9番 森 下 賢 司 10番 足 立 伸 一
11番 吉 見 茂 久 12番 吉 見 純 男
13番 金 澤 徹 14番 木 戸 正 隆
16番 田 渕 裕 二 17番 野 田 勝 康
18番 高 橋 正 樹 19番 田 中 法 男
20番 大 谷 洋 介 21番 塩 見 卯太郎
22番 紀 氏 百合子 23番 大 槻 富美子
24番 奥 藤 晃 25番 高 宮 辰 郎
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○(
田中法男議長) ご異議なしと認めます。
よって、本定例会の会期は、本日から35日間と決定しました。
◎日程第2 議第103号から議第133号まで
○(
田中法男議長) 次に、日程第2に入ります。
お手元に届いています議案書の議第103号、平成29年度福知山市
一般会計予算から、議第133号、
公立大学法人福知山公立大学中期目標の変更についてまでの31議案を一括議題とし、これより提案理由の説明を求めます。
市長。
○(
大橋一夫市長)(登壇) 皆様、おはようございます。
本日、ここに平成29年第2回
福知山市議会を招集いたしましたところ、議員の皆様におかれましては、ご参集をいただき、ありがとうございます。
平成29年度の予算案を初め、その他の諸議案の審議をお願いするに当たり、私の市政運営に関する所信を申し上げ、議員並びに市民の皆様方のご理解とご協力をいただきたいと存じます。
本年、平成29年度は、
福知山市政の施行から80周年を迎える年となります。
天正7年(1579年)、丹波を平定した明智光秀が福知山城を築いて以来、城下町として栄えた福知山は、北近畿の要衝として発展し、昭和12年4月に、京都府で2番目の市として「福知山市」に生まれ変わりました。その後、数度の合併を繰り返し、市域を広め、平成18年に福知山市、三和町、夜久野町、大江町の1市3町が合併して新生・福知山市となり、北近畿の枢要な都市として新たな発展に挑戦する時代を迎えています。
そのような中、昨年は、2021年5月の
関西ワールドマスターズゲームズの
ソフトテニス競技が、本市において開催されることが決定されました。2019年の
ラグビーワールドカップ、2020年の
東京オリンピック・パラリンピックに続く国際大会の一翼を担うことになり、感慨深いものがあります。現在、さらなる大規模大会の誘致に向けてその取り組みを行っているところでもございます。
また、かねてより懸案でありました
長田野工業団地アネックス京都三和の立地について、
株式会社YMCが最大区画を取得され、進出が決定いたしました。今後、早期の操業開始が待たれるとともに、立地にかかわるさまざまな面からの波及効果がもたらされるのではないかと期待されます。そして、さらなる企業誘致に向けて、取り組みを進めているところでもございます。
これらは、市の職員、市民を初めとする関係者の皆様と協働することによって実を結んだ好事例であり、今後ともこうした取り組みを
一つ一つ全力で進めていかなくてはならないと認識しております。
また、昨年開学し、平成29年度から定員が120人となった
福知山公立大学は、推薦を除いた入試における志願者数が902名となり、
志願者倍率は
全国国公立大学166校のうち、5番目の高倍率となりました。今後も、
北近畿唯一の4年
制公立大学として、設置者である本市も地域創生のモデルとなるよう、その取り組みを行っていかなくてはならないと考えているところでございます。改めて、市議会の皆様のご理解、ご協力にも感謝を申し上げます。
私たちの
まち福知山は、さまざまな資源があり、大きな
ポテンシャルを持っています。その
ポテンシャルを生かしながら、
子どもたちが、健やかに育ち、学び、成長していく、市民の皆様が希望を持って安心して暮らし、豊かで幸せな人生を送ることができる、このサイクルを支え、つなげ、拡げていくことが
基礎自治体の責務であり、このために市民の皆様に提供すべき
行政サービスを一つ一つ積み重ねて、住民福祉を維持・充実させていく必要があると考えています。
一方で、そのような市政を実現するに当たり、私は二つの強い危機感を抱いております。
一つは、厳しさを増す財政運営についてです。
我が国の財政は、国・地方の債務残高がGDPのおよそ2倍に膨らみ、なおもさらなる累増が見込まれ、
一般会計歳出総額の2割以上を国債費が占めるなど、非常に厳しい状況にあります。加えて、円高などによる法人税収の減少などから、平成28年度の国や京都府の税収見通しが下方修正されるなど、不安定要素を含みながらの財政運営を余儀なくされています。
本市の財政状況を見ますと、財政の弾力性を示す
経常収支比率は、平成22年度決算では83.5%であったものが、平成27年度決算では5年連続悪化して93.5%となり、財政構造の硬直化が進んでおります。
その一方では、平成32年度の
合併特例期間の終了を前に、交付税の
特例加算措置が縮減期を迎え、これまで享受していた、いわゆる
ボーナス加算が縮小され、加えて旧
合併特例債の発行可能額も残りわずかとなっていることを鑑みれば、本来あるべき姿に逆行した状況であると見なさざるを得ません。
また、
人口動態等により、中長期的には、交付税、市税、譲与税などの一般財源が減少していくことが見込まれる中、扶助費などの
社会保障関係経費が増加するとともに、広い市域に多数抱えた公共施設の老朽化が進み、その
維持管理補修費、更新費が増大しており、今後、財政運営を取り巻く環境はますます厳しさを増してまいります。
市民生活に活力と安定をもたらしつつ、健全な財政基盤を確立するためには、現在進めている
公共施設マネジメントを、市民の皆様のご理解を得て、より一層着実に進めるとともに、予算や事業の
あり方そのものを見直すことが急務であります。
もう一つは、同じく厳しさを増す
地域間競争についてです。
国は、長らく続いたデフレからの脱却を目指し、経済の再生を最優先と位置づけ、一億総活躍社会の実現を目指し、戦後最大の名目GDP600兆円、
希望出生率1.8、介護離職ゼロの「新三本の矢」を放ち、
少子高齢化という構造問題を打開して、成長と配分の好循環の実現に向けて取り組んでいます。
本市を振り返りますと、
年間製造出荷額約2,700億円の
長田野工業団地を中心に産業が集積し、
合計特殊出生率は1.96と全国でもトップクラスで、近隣市町に比べると
人口減少率は小さくなっています。それでも、
合計特殊出生率は
人口置換水準である2.07に達しているわけではなく、人口の社会減の課題もあり
少子高齢化は着実に進行しており、特に
生産年齢人口割合の減少が顕著となっております。
また、
インターネット環境や物流網の整備により、以前にも増して日本のどこにいても、金・モノ・情報が都心部と大差なく入手できる時代を迎えており、地方都市にも活性化のチャンスが訪れる中、
地域間競争は一層激しさを増しております。
ふるさと納税で言えば、平成27年度に約42億円以上の寄附額となった都城市の一方で、約4億円の収入減となったとされる町田市のような例が見られます。クラウドソーシングの拠点として人口増となっている町村があるかと思えば、専門人材の空洞化にあえぐ地方都市も見受けられます。
事ほどさように厳しい
地域間競争をくぐり抜けていくためには、福知山の地域資源が持つ
ポテンシャルを最大限に生かしながら、知恵を絞り、努力と工夫を重ねていかなければなりません。最も危惧することは、福知山市が北近畿の拠点都市としての地位を得てきたことに安住して、あるいは今までの行政運営の考え方や手法になれ親しんでしまって、ゆっくりと、しかしながら着実に進行しているこの危機や環境変化への対応が、後手を踏んでしまうことです。
私は、「土地を知り、人を知り、人の心を知る」を信条としてまいりました。市政運営に当たっても、現地・現場を起点として事に当たる姿勢を、貫いてまいる決意であります。
加えて、「他を知り、他から学び、他と結ぶ」ことも肝要です。孫子に曰く、「彼を知らずして己れを知れば、一勝一負す。彼を知らず己を知らざれば、戦う毎に必ずあやうし」。
疑似科学的用語ではあるものの、一つの警句として定着しているいわゆる茹でガエルにならぬように、他の自治体や地域活動の成功例や失敗例を学び、そのよきところを吸収して、
福知山ならではのものを構築していくことが、新時代・福知山の基盤をつくっていくためには不可欠であります。
平成29年度の予算編成に当たって、歳入は
地方交付税4億1,100万円の減、
地方消費税交付金2億1,000万円の減が見込まれることを初め、非常に厳しい状況にあること、歳出は総合的な
治水対策関連経費や一般会計から9億6,902万7,000円を繰り入れるe-ふくちやま事業の
民営化経費を初め、
社会保障関係経費の自然増などにより増加となる経費を、
スクラップアンドビルドの観点から既存事業の見直しを進めるとともに、
普通建設事業費や他の既存事業の経費抑制を行い、予算編成を行ったところです。
なお、全会計の実質的な市債残高は、昨年度比で11.3億円減少いたしております。
全体の予算規模を申し上げますと、一般会計は、総額394億8,000万円とし、平成28年度に比べて17億7,000万円、4.3%の減、特別会計の予算は、総額233億8,147万2,000円、
公営企業会計の予算は、総額267億6,405万5,000円で、全会計を合わせますと896億2,552万7,000円となるものでございます。
さて、私は、昨年6月の市長就任以来、10年後の福知山を考え、
基礎自治体としての機能の充実と財政基盤の安定化を図りながら、元気の出る
まちづくりに取り組むことを念頭に市政を進めてまいりました。その初めての当初予算編成に当たっては、この考え方を踏襲しつつ、さきに申し上げましたように、
スクラップアンドビルドの観点から既存事業の見直しを進めるとともに、
普通建設事業費や他の既存事業の経費抑制を行い、その成果から得られる財源を真に必要となる事業に振り向け、「新時代を拓く
基盤づくり」予算として施策・事業を組み立てました。
まず、その主な内容につきまして、6つの施策ごとに述べさせていただきます。
第1に、医療・介護・福祉・子育ての充実した
暮らしづくりであります。
団塊世代が75歳以上に達する2025年、その先の時代も考え、市民の皆様が安心して子どもを産み、育て、暮らし、老いてなお元気に活躍できるよう、本市の医療・介護・福祉・子育ての総合的な
体制づくりを進めていかなくてはなりません。
市民の皆様の命と健康を守る市民病院については、医師の増員と4診療科を増設するとともに、電子カルテにかかるシステムを更新します。また、悪性新生物(がん)の治療法にかかる手術療法、化学療法、免疫療法、放射線療法のうち、臓器を温存することが可能で身体に負担が少ない
放射線外部照射器リニアックの更新を行うため、その施設整備を行います。
また、昨年設置した「ふくちやま医療・介護・
福祉総合ビジョン検討委員会」において、引き続き、病院医療から在宅療養までが一体となった
地域包括ケアシステムの構築に向けた、本市における医療・介護・福祉の具体的な方向性及び方策を検討してまいります。
高齢者福祉につきましては、来年度からスタートする介護予防・
生活支援サービス事業の円滑な実施を図るとともに、その
基盤づくりのため、
地域支援コーディネーターの配置や
日常生活支援サポート団体の立ち上げを支援してまいります。
また、
在宅療養者の
介護者支援に向けて、「ふくちやま医療・介護・
福祉総合ビジョン検討委員会」における検討状況を踏まえながら、その実態把握を進め、真に必要で効果的な支援策について検討を行ってまいります。
さらに、
子育て支援の充実に向けて、切れ目のない体制構築のため、産前産後
訪問支援員を養成し、産前・産後の養育支援を行ってまいります。
くりのみ園については、小学生と保護者を対象に集団生活に順応し、社会性を高める支援教室を新たに開設するなどして、発達に課題のある児童の早期発見・早期支援・早期療育のさらなる充実を図ってまいります。
そして、何よりも、弱い立場にある人たちを支えていくことこそが市政の要諦だと考えており、障がいのある方に対する支援、子どもの貧困対策についても検討し、各般の手だてを講じてまいりたいと考えております。手話や点字、要約筆記などの障がい者の
コミュニケーション手段の利用の促進に関する条例制定に向けた取り組みを進め、全ての人が互いに尊重し、支え合い、いきいきと活動しながら、ともに生活していく社会の構築に向けて取り組んでまいります。
子どもの貧困問題については、全ての子どもが生まれ育つ環境に左右されることなく、その将来に夢や希望を持って成長していけるよう、家庭の事情や経済的な理由等により、家庭や校外機関での学習が困難な
子どもたちに対して、教員OBや大学生など、地域住民の協力によって学習支援の機会を提供する「
地域未来塾」の拡充を進めるとともに、京都府の取り組みも視野に置きながら、「
子ども子育て会議」の中に「子どもの
貧困対策検討部会」を設置し、支援制度について検討してまいります。
また、全ての児童が健全に育成されるよう、児童虐待について、その対応体制の強化を図ってまいります。
第2に、安心・安全の生活・教育・
防災基盤づくりであります。
まず、誰もが快適に暮らせる生活空間の整備として、整備手法、
サービス付高齢者向け住宅の併設、
福祉的サービス等の展開の検討などを行い、つつじが丘・向野団地建替基本計画の策定を行います。また、地域の特性に応じた生活交通の維持確保のため、
地域コミュニティ交通導入モデルとして、
公共交通空白地有償運送事業を三和地域で進めるための立ち上げや、運営に支援を行います。
教育については、「自分のために人のために社会のために『共に幸せを生きる』教育の
まち福知山」を目標に、学校教育と社会教育が連携して、学んだことを自分の幸せや夢の実現のために生かすとともに、社会貢献できる人材の育成に努めてまいります。
また、大きな教育課題である不登校対策、いじめ問題につきましても、個別の課題に丁寧に対応するとともに、児童生徒が将来に希望をもって成長していけるよう、関係機関と連携した支援に努めてまいります。
そして、児童・生徒・園児にとって、よりよい教育環境の整備を進めていく上で、「
福知山市立学校教育改革推進プログラム・後期計画」に沿って小学校の適正規模・適正配置を図り、来年度は(仮称)
三和学園校舎増築工事に伴う設計・
地質調査業務を行ってまいります。
福知山公立大学につきましては、「市民の大学、地域のための大学、世界とともに歩む大学」を基本理念に、持続可能な地域社会の形成、
北近畿地域の地域創生、地域再生に向けた社会貢献を使命としており、企業・行政・教育機関・
各種団体等との連携体制の構築を通じて、地域を担う人財の育成、
地域産業振興と雇用創出、生涯学習の充実を図り、
北近畿地域の発展に寄与できる大学を目指します。
さらに、昨年12月に京都工芸繊維大学と締結された
大学間包括協定も踏まえ、それぞれの大学の強みを生かして、
北近畿地域の「知の拠点」づくりを連携のもと進めるとともに、両大学の
教育研究環境の充実に向け「知の拠点」整備構想を策定します。また、「学びの拠点」として市内外で大学の講義等を実施する「まちかどキャンパス」事業などを支援します。
防災対策の強化については、本市は平成25年、平成26年と甚大な被害を被った災害に見舞われましたが、昨年は大きな災害もなく過ごすことができました。しかし、今年になり豪雪に見舞われ、市内の約半数のビニールハウスが全半壊したことを初め、市内各所で雪害が発生しました。本定例会でも、農業生産施設緊急復旧対策の補正予算をお願いいたしているところであります。
また、昨年の熊本地震などの自然災害や糸魚川の大規模火災など数多くの災害の状況から、改めて防災力強化に取り組む必要性を強く認識させられたところであります。
そのような中で、水害との戦いを続けてきたまちである本市にとって、水防活動の充実強化は喫緊のことから、国土交通省が戸田地区で整備を進めている「戸田地区河川防災ステーション」内に、水防活動の核となる水防センターを建築するための設計業務委託料を計上しています。
また、国の「由良川の緊急的な治水対策」を受けて、由良川中流部改修関連事業を推進しますとともに、築堤の早期完成や宅地かさ上げ事業の早期完了に向け、引き続き関係機関への要望を進めてまいります。さらに、弘法川・法川流域における調整池等の整備や農業用ため池に洪水調整機能を付与した改修、土師地区の浸水対策を推進してまいります。
第3に、市民全てが活躍する
まちづくりであります。
市制施行80周年、そして福知山市市民憲章推進協議会設立25周年を迎えるに当たり、市民憲章推進協議会主催による「未来の力祭典」を、本市の未来を託す若者、大学や地域等と連携・協働し発表の場、交流機会を創出する場として開催します。
また、昨年4月から「女性活躍推進法」が施行され、本市も第3次福知山市男女共同参画計画「はばたきプラン2011後期計画」に基づき、男女共同参画社会の実現に向けた取り組みを進める中で、女性があらゆる場において活躍できることを目的に、京都府と連携した女性活躍応援事業を実施し、地域における女性の活躍を支援します。
さらに、次世代の担い手でもある高校生を中心に、市内の高校ごとに将来のあり方や
まちづくりの未来について意見を交わす「次世代交流ワークショップ」を開催し、新時代を切り拓く人材を育成してまいります。
文化・スポーツについては、「文化芸術振興基本方針」「スポーツ推進計画」を策定し、本市としての文化芸術振興、スポーツ推進にかかわる基本的、体系的な方向性をまとめ、文化・スポーツを生かした
まちづくりを進めていきます。
また、新たな後継者の育成を図る「伝統文化後継者育成事業」により、貴重な本市の伝統文化である丹波漆、丹後和紙の伝統技術等の継承に取り組んでまいります。
さらに地域において、地域課題の解決に向け取り組み、地域づくりを進めるリーダーとなる人材を育成していくため、地域づくり人材育成を進めてまいります。
第4に、新たなPR・観光戦略に基づく魅力づくりです。
本市には、自然や歴史・文化、生活などに根差した地域資源が数多く存在しています。そうした資源を再発見・再定義しながら地域づくりに取り組み、新たな魅力を創出し、戦略的に福知山市のPR(パブリックリレーション)活動を展開していくことが、本市に新たな価値をもたらすものと考えております。
そこで、まずは本市全体の広報について、一元的かつ戦略的に組み立てることに改め、マスメディアなどを通じて効果的に発信してまいります。
観光地域づくりセンター(仮称)は、観光地域づくりの拠点となります。地域の取り組みを生かしながら、観光を切り口としつつ、新たな視点や手法、外部とのネットワークなどを取り入れ、魅力創出・向上を進めてまいります。
三段池公園は、これまでの福知山マラソンに加え、
関西ワールドマスターズゲームズを通して福知山を世界に発信する拠点となります。残り4面のテニスコートを全天候型に改修するとともに、トイレの更新・改修を進め利便性や快適性を高めながら、国際規模・全国規模の大会誘致を積極的に行い、スポーツ観光に積極的に取り組んでまいります。
「肉のまち」は、これまでの「スイーツのまち」に加えられる新たなストーリーです。単に食の機会を提供するのみにとどまらず、他にはない特徴や質の高さを確たるものとしながら、さまざまな機会を通じて市内外に発信していきます。
あしぎぬ大雲の里は、その立地や建造物に少なからぬ
ポテンシャルを有しています。そのあしぎぬ大雲の里と由良川の景観・歴史・文化等の特性を生かした良好な水辺空間の形成を連携させ、地域振興、観光振興を図るため、かわ
まちづくり支援制度の認定に向けて、地域住民等を中心とする検討委員会を設置します。
第5に、産業振興をめざした事業者支援と人づくりであります。
長田野工業団地への企業集積をはじめ、アネックス三和というフロンティア、商工会議所及び商工会の熱心な取り組み、交通の要衝に当たる地理的特性など、企業活動にさまざまな利点が存在しています。そうした価値を生かしながら、これまでの補助金を中心とした支援とは異なるアプローチを取り入れることによって、厚みのある産業振興・中小企業支援を行ってまいりたいと考えております。
「福知山産業支援センター(仮称)」は、販路を開拓したい、新事業に取り組みたい、新商品を開発したいという、あらゆる事業者のための支援拠点となります。センター長は、全国公募により地域の活性化を図ることができる人材を登用し、さまざまなニーズに対応できるよう、関係機関と連携して継続的な支援体制を構築してまいります。
また、本市の経済、雇用の大きな柱である
長田野工業団地は、工場立地から30年以上が経過する企業が8割を占めていますが、引き続き優良な操業環境を提供し、長期的な事業継続と拡大、市外への流出防止にもつなげ、地域経済の活性化を図るため、利活用増進計画を策定します。そして、本市への企業誘致、市内既存企業の設備投資と新規雇用を拡大するため、奨励金の限度額の拡大やU・Iターン者雇用への加算措置の新設などを行い、市域内経済の活性化、雇用の創出を促進します。
さらに、伝統文化として伝えられる「丹波の漆かき」と産出される「丹波漆」は、全国でもすぐれた「漆」として知られ、文化庁からは国宝、重要文化財の修理修復は原則国産漆を使用すると通知されたことを初め、近年その需要が高まっています。本市の貴重な資源でもある丹波漆について、文化の継承とあわせ漆工芸品の創作・開発、生産・流通・販路の拡大に向けた取り組みを行うため、丹波漆振興プロジェクトを進めてまいります。
有害鳥獣の被害は依然として大きなものがあり、引き続き喫緊の課題であります。来年度は中丹地域有害鳥獣処理施設に一時保管の冷蔵庫を増設し、ピーク時の稼働需要に対応します。また、大丹波サル対策広域協議会に参画し計画的なサル対策を進めてまいります。
第6に、対話の市政・経営力の高い市政の推進であります。
あらゆる施策を実効たらしめるため、安定的かつ継続的に実施していくためには、健全な財政基盤の確立はもとより、市民ニーズを捉えるとともに、市の方向性を共有するための対話の継続、迅速かつ的確な政策判断・行政対応を実現するための体制構築や資質向上が不可欠であります。
本定例会には、自治体の基本的なルール、市民の権利、
まちづくりの方向性等を規定した自治の基本原則となります「福知山市
自治基本条例」の制定をお願いしております。本条例の制定によりまして、市民の皆様の主体的な参画のもと、市民自治の確立と発展を目指した新たな
まちづくりを進めていくための、市民の皆様と行政が対等な立場で取り組んでいく体制を構築してまいります。
また、講演会などを通じ、
自治基本条例の周知を図るとともに、市民の皆様と市民協働や地域協議会制度のあり方について意見交換などを行う「みんなの
まちづくり推進事業」を進めてまいります。そして、本市における住民自治を推進するため、住民自治を担っていただいている組織の代表者や大学関係の識者で構成する住民自治検討会議を設け、福知山市における住民自治組織等の課題などについて議論を進めます。
さらに、今日まで、市民の皆様との対話の観点も含め、より実態に即した中期財政見通しの策定・公表、予算編成過程の見える化とそれに伴うわかりやすい予算関連情報の取りまとめ、事業棚卸しの実施など、行政経営マネジメントシステムを実効たらしめるために取り組んでまいりましたが、いまだ端緒についたばかりであります。来年度においては、今年度に引き続き、約400事業の棚卸しを実施し、行政経営マネジメントシステムの構築に努めてまいります。
厳しい財政状況の中で独自の歳入確保を図るため、
ふるさと納税につきまして、地域振興の観点を盛り込むとともに、企業版
ふるさと納税への取り組みを加速させながら、さらに効果を拡大させてまいります。
そして、市民サービスを提供する市政の運営について、職員の育成は非常に重要です。これまでの研修に加え、外部研修機関である一般財団法人地域活性化センターの地域リーダー養成塾や土日集中セミナー、
福知山公立大学などでの研修も行い、職員の資質強化、人材育成を進めてまいります。
次に中長期的計画に位置づけた課題への対応について、数点申し上げます。
今後も「福知山市まち・ひと・しごと・あんしん創生総合戦略」「未来創造 福知山」に基づく各種施策についても、不断に見直しながら、適切かつ積極的に推進してまいります。
まず、福知山東部地域と中心市街地とを結ぶアクセス道路として整備を進めております都市計画道路・多保市正明寺線(高畑工区)につきましては、取合道路の整備を行い、新橋の供用を開始した後に、旧橋の撤去に着手する予定であります。
上下水道事業につきましては、市民生活や産業活動を支える重要なライフラインとして、より災害に強い施設整備を目指してまいります。
水道事業は、簡易水道を上水道に経営統合するとともに、老朽化した管路や施設の更新及び耐震化を進め、水道水の安定供給に努めます。
また、水道事業及び下水道事業の料金を今年7月使用分から改定し、適切な施設の維持管理と計画的な施設の改築更新を図ることとしております。市民の皆様の大切なライフラインである上下水道をこれからもしっかりと守っていくため、何とぞ、ご理解、ご協力をお願いいたします。
環境対策につきましては、引き続き「ごみの発生抑制・再使用・再資源化」を推進するとともに、再生可能エネルギー施策の推進や省エネルギー対策の啓発等に取り組むことにより、環境に配慮した生活スタイルの構築を目指します。また、不燃物埋立処分場の容量を確保するため、第1期・第2期最終埋立処分場のかさ上げに着手します。
なお、国民健康保険事業につきましては、被保険者数の減少による保険料収入の減少、1人当たり医療費の増加等により、非常に厳しい状況にあります。被保険者の生活習慣病予防や疾病の早期発見・早期治療の啓発に取り組み、伸び続ける医療費の抑制に努めてまいります。また、平成30年度の国保広域化に向け、京都府と連携をとり、スムーズに移行できるよう進めてまいります。
結びに、私たちの大切な「ふるさと福知山」を、心豊かに暮らせるまちとして、名実ともに北近畿における中心となるまちとして、末永く存続・発展させていくためには、今を生きる私たちが取り巻く状況を踏まえながら、将来世代に引き継いでいける
基盤づくりを進めていかなければならないと考えております。
あすの福知山を将来につなげるには、「人」と「財」が不可欠です。市民の皆様の安心・安全な生活を守り、活力ある
まちづくりを進めるためには、福知山というまちの持っている
ポテンシャルを最大限に引き出せる人材、多種多様な課題に対応できる人材の育成に努めるとともに、しっかりした財政基盤の構築のため、行政経営マネジメントシステムの機能化を初め、さらなる行財政改革にも取り組んでいかなくてはなりません。
本定例会に提案をさせていただきました予算は、いずれも福知山市の将来を切り拓くため、今の市民生活を支えるため、必要欠くべからざる予算として編成したものであります。
議員の皆様並びに市民の皆様方の一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げまして、施政方針とさせていただきます。
ご清聴、まことにありがとうございました。
○(
田中法男議長) 財務部長。
○(夜久豊基財務部長)(登壇) 失礼いたします。
ただいま上程されました諸議案につきまして、ご説明を申し上げます。
まず、議第103号、平成29年度福知山市
一般会計予算についてでございますが、お手元に配布をいたしております「平成29年度
一般会計予算説明書」によりまして、ご説明を申し上げます。
まず、1ページをお願い申し上げます。
平成29年度各会計の予算集計表でございますが、予算編成方針でお示ししましたとおり、当初予算要求の段階から、既存事業の見直しを進めまして、その成果から得られる財源を真に必要となる事業に振り分け、「市民ファースト」の視点で施策を組み立てることとしたところでございます。
1ページにありますように、一般会計総額は394億8,000万円となりまして、対前年度17億7,000万円の減、4.3%減の予算規模となりました。特別会計、企業会計につきましてはこのとおり、1ページのとおりでございます。
全会計の予算総額は896億2,552万7,000円で、前年度当初予算と比較しまして、15億6,995万5,000円、1.8%増となっております。
まず、一般会計の歳出からご説明を申し上げるわけでございますが、当初予算でございますので、広範多岐にわたっております。目ごとの説明につきましては、事業別に区分をいたしました、この右側の説明欄により、詳細に記述をいたしております。また、事前に配布をいたしました主要事項説明書に、重だった事業の概要等を記載し、お目通しをいただいているところでございます。したがいまして、私どもからは、前年度の当初予算と比較をしまして、特に大幅な増減あるいは特記事項等がございます目を中心に、その項目を申し上げたいと思います。
まず、54ページをお願いします。
54ページ、議会費でございますが、款、項、目とあります。款、項、目の議会費の増額は、57ページの説明欄の8番、議会ICT化推進事業の新規取り組みによる増でございます。市民に身近で開かれた議会を実現するためには、議会運営の効率化と議会の機能強化を図ることが重要となります。その一環としまして、タブレット端末を試行導入し、各種会議・住民説明会等に活用し、その有効性や費用対効果の検証を行うものでございます。
次に、58ページをお願いいたします。
総務費でございます。総務管理費、第1目の一般管理費の減額につきましては、説明欄3番の職員一般研修事業としまして、職員の政策形成能力、あるいはマネジメント能力の向上のための研修制度の充実等への取り組みによる増がございます。また、61ページでございますが、10番、新たな自治体情報セキュリティの抜本的強化対策事業への取り組みによる増はありますものの、8番の一般管理費、職員の人件費でございますが、退職手当の減などが、この目の減の要因でございます。
次に、64ページをお願いします。
第2目、文書広報費の増額につきましては、67ページの説明欄の10番、福知山PR戦略総合推進事業の新たな取り組みでございます。いわゆるパブリック・リレーションズに基づいた広聴・広報活動を行うために、福知山市全体の広報を一元的に管理をしまして、戦略的に組み直し、効果的な情報としてマスメディア等を通じて本市の魅力を発信、市民活動の活性化、さらなる産業誘致や観光誘客を図るものでございます。
次に、82ページをお願いします。
最下段でございますが、第11目、地域交流推進費の増額につきましては、前年度に取り組みました、三和荘の駐車場兼用ペタンクコートの整備等の事業が完了する減がありますものの、85ページの説明欄、4番、三和荘基幹設備整備改修事業、これはガスヒートポンプの更新工事等による増、また、11番、地域協議会支援事業としまして、各支所単位で計上しておりました交付金をここに一本化した経費でございます。また、87ページ、20番、移住・定住促進事業、また23番、
農山村空き家バンク事業の拡充、93ページ、57番、福知山市民憲章推進協議会設立25周年記念事業「未来の力祭典」の開催経費などの増がこの目の増額の要因でございます。
次に、94ページをお願いします。
第14目、諸費の増額につきましては、説明欄にありますように、5番、
ふるさと納税推進事業による返礼品等の経費、あるいは基金積立金の増によるものでございます。
112ページをお願いします。
民生費でございますが、社会福祉費、第1目、社会福祉総務費の減額につきましては、説明欄にありますように、8番、子ども貧困対策プロジェクト事業としまして、福知山市子ども・子育て会議の中に、子どもの
貧困対策検討部会を立ち上げて、学習支援とか生活支援、あるいは経済的支援等の事業を検討するとともに、117ページ、28番、福祉施設改修事業としまして、総合福祉会館の耐震・改修工事にかかります設計業務委託の取り組み等の増はありますが、前年度に行いました臨時福祉給付金が終了した減が、この目の主な減額の要因でございます。
120ページをお願いします。
第2目、社会福祉援護費の増額につきましては、127ページの説明欄、36番、自立支援給付、障害福祉サービス等の事業にかかるサービス利用者数の増加による増が主な要因でございます。
136ページをお願いします。
児童福祉費でございます。第1目、児童福祉総務費の減額につきましては、右のページ説明欄、5番、民間保育所施設整備事業の減が要因でございます。
138ページをお願いします。
最下段でございます。第2目、児童措置費の増額につきましては、141ページの説明欄、1番、保育所委託事業による保育士の待遇改善等に係る公定価格の見直しによる増が、この目の増額の要因でございます。同じく、第3目、児童福祉施設費の増額につきましては、説明欄のとおり、1番、公立保育園運営事業としまして、保育士臨時職員に係る賃金単価の増額、あるいは143ページ、6番、くりのみ園運営事業としまして、定員の増加に対する臨時職員の増員配置、あるいは小学生を対象とする学童期支援教室の新規立ち上げなどによって、運営事業の拡充による増によるものでございます。
164ページをお願いします。
清掃費、第2目、じん芥処理費の減額につきましては、説明欄にありますように、5番、第1期・第2期処分場埋め立て整備事業による増はありますものの、平成25年度から取り組んでまいりました、ごみ焼却施設基幹的設備改良事業が完了したことによる減が主な要因でございます。
178ページをお願いします。
農林業費でございます。農業費、第2目、農業総務費の減額につきましては、181ページの説明欄、7番、大呂自然休養村管理事業の市直営に係る経費の増はありますが、前年度の大呂自然休養村整備事業に係る継続事業の終了等による減が主な要因でございます。
180ページの最下段をお願いいたします。
第3目、農業振興費の減額につきましては、183ページの説明欄、11番、京の水田農業確立支援事業、あるいは185ページ、18番、新規就農総合支援事業等による事業費の減が主な要因でございます。
186ページをお願いいたします。
第5目、農地費の減額につきましては、説明欄の10番、ため池等農地災害危機管理対策事業は増加をしたわけでございますが、前年度に取り組みました、農業基盤整備促進事業等の終了によります減、あるいは189ページの説明欄、13番、農村地域防災減災事業の減が主な要因でございます。
190ページをお願いいたします。
林業費、第2目の林業振興費の減額につきましては、地方版総合戦略として策定をしました、説明欄にあります6番でございます。地域間交流促進ネットワーク事業、林道整備による増額はありますが、前年度に取り組みました、「森の京都 福知山」北陵総合センター整備事業の完了等によりましての減が要因でございます。
次に、194ページをお願いします。
商工費でございますが、商工費、第2目、商工業振興費の増額につきましては、説明欄11番、福知山市産業支援事業にかかります、(仮称)産業支援センターの開設関係経費、並びに197ページ、13番、中心市街地誘客・回遊促進事業の取り組みによる増でございます。
198ページをお願いします。
第3目、観光費の増額につきましては、201ページの説明欄、10番、観光づくりセンター(仮称)設置運営事業としまして、戦略マネジャー等の専門人材を登用する経費と、観光づくりセンター(仮称)の運営経費を計上いたしております。また、説明欄11番、「肉の
まち福知山」事業、12番、海の京都DMO事業、13番、森のDMO事業への取り組みによる増が主な要因でございます。
次に、202ページをお願いします。
土木費でございますが、土木管理費、第1目、土木総務費の増額につきましては、右の説明欄のとおり、7番、地籍調査事業の事業費の増、並びに205ページの説明欄、9番、治水対策プロモーション事業等の実施による増が主な要因でございます。
次に、206ページをお願いします。
道路橋梁費、第3目、道路新設改良費の増額につきましては、右のページ、1番、中心市街地活性化関連道路整備事業の増、あるいは209ページ、9番、社会資本整備総合交付金事業としまして、川北橋の改修工事等の実施による増が主な要因でございます。
210ページをお願いします。
河川費、第1目、河川総務費の増額につきましては、説明欄7番、調整池整備事業としまして、法川流域において、調整池新設に係る詳細設計、改修工事、また、弘法川流域における西川調整池の用地取得等が増の主な要因でございます。
214ページをお願いします。
都市計画費、第3目、街路事業費の減額につきましては、説明欄、1番、街路事業、これは多保市正明寺線の高畑工区に係ります高畑橋の取り合い道の築造を行いまして、橋の開通に伴います工事費の減が主な要因でございます。同じく、第5目、公園施設費の減につきましては、説明欄、1番、三段池公園ユニバーサル化事業の増はありますが、3番、三段池公園カルチャーパーク整備事業にかかります、三段池総合体育館のつり天井改修工事の減等が主な要因でございます。
218ページをお願いします。
住宅費、第1目、住宅管理費の増額につきましては、説明欄、6番、市営住宅改善事業としまして、夕陽が丘団地高齢者向け住宅改善事業等の増が主な要因でございます。
220ページをお願いします。
第2目、住宅建設費の減額につきましては、説明欄、5番、つつじが丘・向野団地建替事業への新規取り組みはありますものの、1番、南天田団地建替事業、3番、中村団地立替工事等の減が主な要因でございます。
226ページをお願いします。
消防費でございますが、消防費、第2目、非常備消防費の減額につきましては、説明欄、3番、消防団員報償事業の退職報償金の減がその要因でございます。
228ページをお願いします。
第3目、消防施設費の減額につきましては、説明欄、4番、水防センター整備事業としまして、国土交通省が戸田地区に整備を進めております、戸田地区河川防災ステーションの中に、水防センター等を建設するための設計費の新規取り組みはありますが、説明欄、5番、消防車輌更新事業の減が主な要因でございます。
次、第5目、災害対策費の減額につきましては、231ページ、説明欄、5番、防災行政無線整備事業としまして、防災行政無線は、合併統合によるシステムの複雑化や老朽化、また、電波関係法令の不適合等の課題がございまして、将来に向けて、これらを含めた市民への情報伝達のあり方について抜本的に検討を着手するという新規取り組みはあるわけでございますが、前年に行いました防災マップ整備事業等の減が、主な減額の要因でございます。
242ページをお願いします。
教育費でございます。小学校費、第1目、学校管理費の増額につきましては、245ページの説明欄、18番、小学校ICT環境整備事業、並びに19番、小学校消防設備改修事業の増が要因でございます。
1ページ戻りまして、244ページ、第3目、学校建設費の減額につきましては、247ページになります、説明欄、3番、(仮称)三和学園整備事業としまして、平成31年4月に、小中一貫校であります(仮称)三和学園を開校するための新規取り組みはありますが、前年度に行いました遷喬小学校プール整備事業等の減が、減額の主な要因でございます。
248ページをお願いします。
中学校費、第1目、学校管理費の増額につきましては、251ページ説明欄、13番、中学校消防設備改修事業、並びに15番、中学校ICT環境整備事業の増がその増の要因でございます。
250ページをお願いします。
第3目、学校建設費の減額につきましては、前年度に行いました、中学校耐震改修事業等の完了による減、並びに、説明欄、1番、中学校施設空調設備設置事業の減が要因でございます。
278ページをお願いします。
保健体育費、第2目、体育施設費の増額につきましては、説明欄、2番、体育施設設備整備事業としまして、三段池公園テニスコートの整備による増が要因でございます。
282ページをお願いします。
大学費、第1目、大学振興費の増額でございますが、右のページの説明欄、1番、「知の拠点」整備構想策定事業としまして、
大学間包括協定を踏まえまして、
教育研究環境の充実に向けた「知の拠点」整備構想等を策定する経費、並びに4番、
福知山公立大学「学びの拠点」推進事業としまして、
福知山公立大学北近畿地域連携センターが、
北近畿地域の自治体あるいは企業等と連携・協働の活動拠点としての施設改修、あるいは地域貢献事業に取り組む取り組みに対して支援する経費でございます。
284ページをお願いします。
公債費でございます。第1目、元利償還金の減額につきましては、右のページの説明欄、1番、地方債元利償還金につきまして、旧3町の過疎債の償還、並びに平成16年災害復旧事業債の償還が終了したことによる減が、主な要因でございます。
以上で歳出の説明を終わりまして、恐れ入りますが、8ページへお戻りをお願いします。
歳出に係る歳入でございます。第1款、市税は、115億8,981万4,000円で、対前年度比較5,355万円、0.5%増と見込んでおります。
市税が増加した要因でございますが、右側、現年課税分という表示があります。現年課税分について、申し上げます。
まず、市民税関連におきましては、個人市民税は給与所得の伸びによる増収が予測されることから、現年課税分につきまして、前年度より0.9%の増の35億1,379万3,000円を計上いたしております。
法人市民税におきましては、アメリカの大統領選挙以降の円安、株高を背景に穏やかな回復基調が続いておるわけでございますが、税収の伸びが期待されるわけでございますが、一方で、中東あるいは欧州における世情不安、アメリカ新政権の内外における混乱など、景気後退要因も含んでおります。その中で、0.9%増の12億4,457万5,000円を計上いたしておるところでございます。
次に、固定資産税関連でございますが、土地につきましては、地価の下落の影響により、前年度を下回るものと見込んでおります。ただ、家屋につきましては、建物の新増築により、前年度より増加をする見込みでございます。よって、固定資産税全体では、前年度より0.4%増の55億8,066万7,000円を計上いたしております。
たばこ税につきましては、喫煙率の低下傾向が続いておりまして、前年度に比べて4.5%の減、6億4,953万2,000円を計上いたしております。
以上の結果、市税総額では0.5%の微増となったものでございます。
10ページをお願いします。
第2款、地方譲与税から、12ページの第12款、交通安全対策特別交付金につきましては、国、府より交付される財源であります。平成29年度の地方財政計画や過去の決算等を考慮する中で、予算を見込み、計上したものでございます。特に、10ページの第6款、
地方消費税交付金でございますが、前年度比較で2億1,000万円の減となっております。この
地方消費税交付金につきましては、平成28年度決算見込額から、地方財政計画を参考に、伸び率を見込んで計上いたしているものでございます。
12ページ、第11款、
地方交付税でございますが、
地方消費税交付金の減等によりまして、基準財政収入額が減少するものの、包括算定経費の減、あるいは合併算定替えの特例加算の縮減によりまして、基準財政需要額が減少となりました。その結果、普通交付税の減額を見込んでいるという状況でございます。特別交付税につきましては、過去の決算を考慮する中で、計上いたしております。
同じく12ページでございますが、分担金及び負担金の負担金、第1目、民生費負担金の増額につきましては、15ページ説明欄、第2節、児童福祉費負担金の(1)保育料(私立)について、入園児童数の増加等による増でございます。
20ページをお願いします。
国庫支出金、国庫負担金、第1目、民生費国庫負担金の増額につきましては、右のページの第1節、社会福祉費負担金の(3)介護給付費(福祉サービス)に係る、障害支援区分認定の重度化、あるいはサービス利用量の増、第2節、児童福祉負担金の(1)保育所運営費(私立)として、職員の処遇改善等、公定価格の改定による増等が、この項目の増の要因でございます。
22ページをお願いします。
国庫補助金、第2目、民生費国庫補助金の減額につきましては、前年度の臨時福祉給付金事業の皆減、また、保育等整備交付金減が要因でございます。
同じく、第3目、衛生費国庫補助金の減額につきましては、前年度でごみ焼却施設基幹的設備改良事業にかかる継続事業が終了したことが、主な要因でございます。
同じく、第4目、商工費国庫補助金の増額につきましては、右のページの第1節、商工費補助金の(2)観光地域づくりセンター(仮称)設置運営事業、また、(5)福知山市産業支援事業、(13)海の京都DMO事業、(15)森の京都DMO事業等に、地方創生推進交付金を見込んでおるところでございます。
同じく、第5目、土木費国庫補助金の減額につきましては、右のページの第1節、道路橋梁費補助金、25ページ、(4)地域間交流促進ネットワーク事業に係る地方創生道整備推進交付金については、採択によりまして増加をするわけでございますが、前年度の(2)橋梁長寿命化対策事業等による社会資本整備総合交付金等の減が主な要因でございます。
26ページをお願いいたします。
府支出金、府負担金、第1目、民生費府負担金の増額につきましては、右のページ、第1節、社会福祉費負担金、(6)介護給付費(福祉サービス)に係る障害支援区分認定の重度化、また、サービス利用量の増加等、あるいは第2節、児童福祉負担金の(1)保育所運営費(私立)に係る職員の処遇改善等公定価格等の増が主な要因でございます。
30ページをお願いします。
第4目、農林業費府補助金の減額につきましては、右のページ、第1節、農業費補助金、(22)農地中間管理事業等の減が主な要因でございます。
36ページをお願いします。
寄附金、第2目、総務費指定寄附金の増につきましては、第1節、総務管理費指定寄附金、(1)福知山
ふるさと納税寄附金の増によるものでございます。
38ページをお願いいたします。
繰入金、第1目、基金繰入金の増につきましては、右の説明欄、第12節、地域振興基金繰入金としまして、41ページ、(17)地域協議会支援事業基金繰入金、また、(24)KTR支援事業基金繰入金、43ページ、第19節、ふるさと創生事業基金繰入金としまして、(4)
福知山公立大学「学びの拠点」推進事業基金繰入金等の増によるものが主な要因でございます。
46ページをお願いします。
諸収入、雑入でございます。第4目、雑入の減につきましては、前年度の建物総合損害共済金、あるいは高畑橋への橋梁添架負担金の減と、右のページにあります、1番、消防団員退職報奨金の減がその要因でございます。
48ページをお願いします。
市債の減額でございます。第1目、総務債におきましては、第3節、地域交流推進施設整備事業債、右側の(2)三和荘基幹設備整備改修事業が新規でございます。第4節、庁舎整備事業債の前年度に取り組みました市庁舎改修事業(エレベータ)の工事の完了によりまして、減となっております。
50ページをお願いします。
第3目、衛生債では、第1節、清掃事業債で、ごみ焼却施設基幹的設備改良事業が皆減により、減となっております。
第4目、農林業債では、第1節、農業債で、北陵総合センターの整備事業等が皆減により減となっております。
52ページ、第7目、教育債におきましては、前年度の小学校・中学校耐震改修事業が皆減になりました。また、第1節、小学校事業債、第2節、中学校事業債において、空調設備設置事業が減となって、全体では減となっているというものでございます。
同じく、第9目、臨時財政対策債につきましては、地方財政計画をもとに増額を見込んでおります。
市債発行額は、48ページのとおり37億8,680万円となりまして、前年度より4億5,790万円、10.8%の減となっております。今後も、交付税措置率の高い市債の発行に努めていくこととしておりまして、市民1人当たりの負担の抑制を図っていくものでございます。
以上で歳入の説明を終わりまして、お手数ですが、290ページをお願いいたします。
290ページから297ページにかけましては、給与費明細書を掲げております。お目通しを賜りたいと存じます。
次の298ページから302ページにかけまして、債務負担行為の調書を掲げております。同じくお目通しを賜りたいと存じます。
303ページをお願いします。
地方債現在高の調書でございますが、304ページにかけまして、各事業別に現在高の見込額を掲載いたしております。当該年度末における現在高見込額は、この右下、最下段でございますが、右下の513億5,361万9,000円でございます。前年度末現在高見込額よりも、7億8,806万5,000円の減、1.5%の減を見込んでおります。
以上で一般会計の説明を終わりまして、次に、特別会計の説明を申し上げます。
恐れ入りますが、別冊の平成29年度特別会計予算説明書をお願いいたします。
まず、3ページをお願いします。
議第104号、平成29年度福知山市
国民健康保険事業特別会計予算でございますが、予算総額は92億6,710万円で、前年度比較で8,490万円、0.9%の減といたしております。医療費支出の減少、また、後期高齢者支援金及び介護納付金納付額の減少が主な要因でございます。国保会計につきましては、1人当たりの医療費が年々伸びる一方で、被保険者数の減少によりまして保険料の収入増が見込めず、さらには国保事業基金が底をつくなど、厳しい状況ではありますが、平成30年度の国保広域化により、府内全域で見直しが行われることを見据えて、今年度につきましては、保険料率等を据え置くことといたしております。
なお、国保人間ドック事業につきましては、他の健診公費負担等を比較する中で、自己負担額の引き上げをお願いいたしております。
63ページをお願いします。
議第105号、平成29年度福知山市
国民健康保険診療所費特別会計予算でございますが、前年度と比較しまして、300万円、6.0%減の予算総額を4,740万円といたしております。国民健康保険雲原診療所の運営経費でございます。
85ページをお願いします。
議第106号、平成29年度福知山市
と畜場費特別会計予算でございます。予算総額は、前年度同額の3,250万円といたしておりまして、京都府北部における畜産振興、安心・安全な食肉供給施設として運営をいたしてまいります。
97ページをお願いいたします。
議第107号、平成29年度福知山市
宅地造成事業特別会計予算でございますが、予算総額2,260万円で、前年度比で10万円、0.4%の増となっております。適切な維持管理業務を行いながら、残りの9区画の分譲地についても順次販売を進めてまいります。
111ページをお願いします。
議第108号、平成29年度福知山市休日
急患診療所費特別会計予算でございますが、予算総額は2,290万円で、前年度比20万円、0.9%減となっております。休日における、緊急に医療を必要とする市民に対して、応急的な診療を提供するものでございます。
123ページをお願いします。
議第109号、平成29年度福知山市
公設地方卸売市場事業特別会計予算でございます。指定管理者制度の導入によりまして運営を進めております。予算総額は660万円で、前年度比較で10万円、1.5%の減となっております。
135ページをお願いします。
議第110号、平成29年度福知山市
農業集落排水施設事業特別会計予算でございますが、市内全21地区の施設の維持管理に努めております。また、人口減少等によりまして、計画水量に対して余裕の生じた農業集落排水施設の北有路地区に三河地区を、また、井田額田地区に今西中地区を統合し、維持管理経費の縮減に努めてまいります。予算総額では9億7,280万円、対前年度比較で8,620万円、8.1%の減となっております。
165ページをお願いします。
議第111号、平成29年度
福知山都市計画事業石原土地区画整理事業特別会計予算でございますが、予算総額は6億900万円、前年度比較で9,160万円、13.1%減となっております。引き続き、特別会計の早期閉鎖に向けまして、積極的な保留地の売却に努めてまいります。
177ページをお願いします。
議第112号、平成29年度福知山市
介護保険事業特別会計予算でございます。保険事業勘定の予算総額は84億5,120万円で、前年度比較3億4,460万円、4.3%の増となっております。保険給付費の増が主な要因でございます。今年度は、新たに開始をします介護予防・日常生活支援総合事業において、要支援の方への多様なサービスの提供、あるいは住民主体の介護予防に向けた取り組みを進めるとともに、地域の生活支援
体制づくりに向けまして、地域コーディネーターの配置等に取り組んでまいります。また、引き続き、在宅医療介護連携の推進、認知症対策を推進しまして、
地域包括ケアシステムの構築を目指してまいります。
209ページに掲げております介護サービス事業勘定につきましては、地域包括支援センターの運営事務経費の節減によりまして、前年度予算を80万円下回る3.6%減の2,160万円といたしております。
233ページをお願いします。
議第113号、平成29年度福知山市
下夜久野地区財産区
管理会特別会計予算でございますが、予算総額は、前年度同額の17万2,000円で、財産区の財産保全及び管理会の運営に要する経費を計上いたしております。
241ページをお願いします。
議第114号、平成29年度福知山市
後期高齢者医療事業特別会計予算でございます。予算総額は19億3,440万円で、後期高齢者医療広域連合納付金の増等によりまして、前年度に比べて7,170万円、3.8%の増となっております。京都府の後期高齢者医療広域連合への納付金とか、健診事業などにかかわります所要の経費を計上いたしております。
なお、後期高齢者医療事業にかかります人間ドック事業につきましても、国保人間ドックと同様に、自己負担額の引き上げをお願いいたしております。
269ページをお願いします。
議第115号、平成29年度福知山市
地域情報通信ネットワーク事業特別会計予算でございますが、予算総額は19億9,320万円で、前年度に比べまして8億2,220万円、70.2%の大幅な増となっております。平成30年度を最終目標としまして、事業の民営化を推進しております。平成29年度におきましては、事業民営化に関する基本協定を締結した民間事業者に対しまして、再整備費用等の財政支援を行うことで、本事業が終了する平成31年3月までを移行期間としまして、利用者のサービス移行を図ってまいります。
以上で特別会計を終わりまして、次に企業会計につきまして、ご説明を申し上げます。
恐れ入りますが、別冊の平成29年度予算説明書企業会計(水道事業、下水道事業)をお願いをいたします。
3ページをお願いします。
議第116号、平成29年度福知山市
水道事業会計予算につきましては、予算総括表により、説明を申し上げます。
給水収益につきましては、17億4,262万6,000円を計上いたしておりまして、給水戸数を3万4,900戸、年間総給水量を953万4,000立方メートルと見込んでおります。
4ページをお願いします。
資本的支出のうち、建設改良費の主なものとしましては、堀山送水管の布設替事業、あるいは多保市正明寺線橋梁架替に伴います配水管の布設替事業等の工事を予定いたしております。
以上によりまして、収益的収支につきましては1億991万1,000円の純損失を見込んでおります。また、資本的収支につきましても、7億7,960万円の不足額が生じる見込みとなりますことから、損益勘定留保資金等により補填することといたしております。
29ページをお願いします。
議第117号、平成29年度福知山市
下水道事業会計予算につきまして、予算総括表により、ご説明を申し上げます。
下水道使用料につきましては、17億602万6,000円を計上いたしております。処理戸数を2万9,760戸、年間処理水量を1,758万6,500立方メートルと見込んでおります。
30ページをお願いします。
資本的支出のうち、建設改良費の主なものとしまして、法川排水区小谷ヶ丘貯留施設の設置事業、あるいは土師排水区の段畑雨水ポンプ場建設事業、並びに管渠・ポンプ場・処理場施設改良更新事業を予定をいたしております。
以上によりまして、収益的収支につきましては、1億79万2,000円の純利益を見込んでおります。また、資本的収支につきましては、12億1,111万9,000円の不足額が生じる見込みとなりますことから、損益勘定留保資金等により補填することといたしております。
次に、
病院事業会計予算につきまして、同じく別冊の平成29年度予算説明書企業会計(病院事業)をお願いいたします。
議第118号、平成29年度福知山市
病院事業会計予算につきまして、予算総括表により、説明申し上げます。
1ページをお願いします。
医業収益のうち、入院・外来収益につきましては、入院患者数は1日平均、市民病院では326.0人、大江分院では64.2人、外来患者数を1日平均、市民病院では995.0人、大江分院では74.0人と見込み、計上いたしております。また、支出につきましては、給与費、材料費のほか、所要の経費を計上いたしております。
2ページをお願いします。
資本的支出では、建設改良費の施設整備費としまして、市民病院では、新リニアック棟建設事業費を計上し、固定資産購入費で医療機器等の整備事業を計上いたしております。さらに、企業債償還金としまして、一般会計からの借入金返還金を計上いたしております。
以上によりまして、収益的収支は6億2,472万円の純損失となっております。また、資本的収支につきましても、13億1,190万9,000円の不足額が生じますので、損益勘定留保資金等で補填することといたしております。
なお、リニアック装置関連の工事等につきましては、完成までに年度を超える期間を要しますので、新リニアック棟建設事業につきましては、平成29年度から30年度までの継続費を、また、建設工事に伴います工事監理業務とリニアック装置の整備事業につきましては、平成29年度から30年度までの債務負担行為を設定することとしております。
以上で予算関係の説明は終わりまして、引き続いて、議案書により、各条例関係等の説明を申し上げます。
恐れ入りますが、議案書へお戻りをいただきまして、議案書の75ページをお願いいたします。
議第119号、福知山市
自治基本条例の制定についてであります。福知山市の
まちづくりの基本理念を明らかにし、市民、市議会、市長等の役割及び責務並びに自治の原則を定め、個性豊かで多様性にあふれる福知山市を創造するために、この条例を制定するものでございます。
76ページ、第1章の「総則」におきましては、福知山市の
まちづくりの基本理念を明らかにするとともに、第2章「市民」において、市民の
まちづくりに参画する権利等を、また77ページの第3章「市議会」においては、市議会あるいは市議会議員の役割、権限、責務について、第4章「市長等」におきましては、市長・職員の役割、責務について定めております。第5章の「情報共有」におきましては、個人情報の保護等、目標達成状況等を市が市民へ説明する責任について、78ページ、第6章「市政運営」におきましては、市長の自律的な財政運営等について定めております。第7章「参画及び協議」におきましては、住民投票等について、そして市民による地域づくり組織の設置等について定めております。80ページ、第8章「最高規範性」におきましては、この条例を本市の自治の推進における最高規範とする旨を、また、第9章におきましては、国、京都府及び他の自治体との関係について定めております。
この条例は、平成30年4月1日から、施行することといたしております。
81ページをお願いします。
議第120号、福知山市
ふるさと納税基金条例の制定についてでありますが、福知山市
ふるさと納税基金を設置するために、条例を制定するものでございます。
制定の内容としましては、第1条において、
ふるさと納税制度により寄せられました寄附金を、それぞれの寄附者の思いを実現するための事業の財源に充てるために基金を設置するものでございまして、第2条においては、基金への積み立ては、寄附金及び基金から生ずる利子とすることといたしております。
この条例は、平成29年4月1日から、施行することといたしております。
83ページをお願いします。
議第121号、福知山市職員の
育児休業等に関する条例等の一部を改正する条例の制定についてでありますが、児童福祉法等の一部を改正する法律の施行に伴いまして、所要の規定の整理を行うものでございます。
改正内容でございますが、改正条例第1条、福知山市職員の
育児休業等に関する条例の一部改正につきましては、文言の整理を行うものでございます。
改正条例第2条、福知山市職員の勤務時間及び休暇等に関する条例の一部改正としまして、第8条の2第1項及び第4項において、深夜勤務及び時間外勤務の制限の対象となる「子の範囲」の整理を行うものでございまして、子の範囲としましては、特別養子縁組の監護期間中の子、あるいは養子縁組里親に委託されている子等も、新たに対象とするものでございます。
この条例は、平成29年4月1日から、施行することといたしております。
85ページをお願いします。
議第122号、特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、農業協同組合法等の一部を改正する等の法律の施行並びに指定管理者選定等委員会委員及び地域自立支援協議会委員に専門委員を設けることに伴いまして、所要の規定の整備を行うものでございます。
改正の内容としましては、別表第8号において、農業委員会組織の見直しによりまして、農業委員会の特別職の職員の区分の一部を改めまして、農地利用最適化推進委員を設けるとともに、報酬額を21万円といたしております。
別表第64号、指定管理者選定等委員会委員に専門委員を設けまして、報酬の額を1万5,000円に、その他の委員については8,000円といたしております。
別表第71号関係でございますが、地域自立支援協議会委員に専門委員を設けて、報酬の額を1万5,000円といたしております。
この条例は、平成29年4月1日から、施行することといたしております。
87ページをお願いします。
議第123号、福知山市
実費弁償条例等の一部を改正する条例の制定についてであります。農業協同組合法等の一部を改正する等の法律の施行等に伴いまして、所要の規定の整理を行うものでございます。
内容としましては、改正条例第1条、農業委員会法の改正によりまして、福知山市実費弁償条例の条文において、文言の整理を行うものでございます。改正条例第2条、福知山市旅費支給条例の一部改正におきましては、第15条第1項第5号、費用弁償の対象としまして、農業委員会の委員に農地利用最適化推進委員を加えるものでございます。
この条例は、平成29年4月1日から、施行することといたしております。
89ページをお願いします。
議第124号、
福知山市長、副市長、教育長及び
上下水道事業管理者の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。市長の給料月額の減額を行うことに伴い、所要の規定の整備を行うものでございます。
改正の内容としましては、附則第27項において、平成29年4月1日から平成30年3月31日までの間、市長の給料月額について10%の減額を行うものでございます。
この条例は、平成29年4月1日から、施行することといたしております。
91ページをお願い申し上げます。
議第125号、福知山市税条例等の一部を改正する条例の制定についてでありますが、地方税法等の一部を改正する等の法律等の施行に伴いまして、所要の規定の整理を行うものでございます。
主な改正内容について、説明を申し上げます。
まず、本条の改正条例第1条としまして、本文の4行目でございますが、附則第7条の3の2において、個人市民税における住宅ローン控除制度の適用期限を平成33年12月31日まで延長するものでございます。また、改正条例第2条としまして、第45条において、軽自動車税の納税義務者等について、法律改正によって、新たに環境性能割の納税義務者、いわゆる3輪以上の軽自動車の所有者でございますが、納税義務者について規定をし、現行の軽自動車税を種別割に名称変更する等の規定の整理を行うことといたしております。
92ページでございますが、第45条の4において、軽自動車税の環境性能割の課税標準について、第45条の5において、軽自動車税の環境性能割の税率について、それぞれ定めております。
また、94ページ、附則第15条の2において、軽自動車税の環境性能割の賦課徴収は、当分の間、京都府が行うことについての規定を追加をいたしております。
附則第15条の5において、京都府が軽自動車税の環境性能割に係る賦課徴収事務を行うために要する費用を補償するために、福知山市が徴収取扱費を京都府に交付することについて定めております。要は、現行の軽自動車税を車種別に名称変更し、なお、3輪以上の軽自動車に関しましては、環境性能割が課税されるという中身でございます。これは、平成31年10月1日からの適用となっています。
改正条例第4条としまして、消費税率引き上げ時期の変更に伴いまして、法人市民税法人税割の税率改正の実施時期を平成31年10月1日に変更することといたしております。
この条例は、公布の日から施行することといたしておりますが、第1条中、附則第16条の改正規定及び次条については平成29年4月1日から、第2条及び第4条並びに附則第3条につきましては、平成31年10月1日から施行することといたしております。
97ページをお願いいたします。
議第126号、福知山市
企業誘致促進及び
操業支援条例の制定についてでありますが、企業誘致及び操業支援施策の推進に伴いまして、条例を制定するものでございます。現行条例の福知山市
企業誘致促進条例並びに福知山市工場等
操業支援条例を廃止をいたしまして、新規に条例を制定するものでございます。
制定の主な内容としまして申し上げます。
第3条において、奨励措置(奨励金等)を受けることができます指定事業者の指定について、定めております。指定事業者の適用条件としまして、本市に工場等を有していない事業者につきましては、投下固定資産総額が3億円以上であって、常用雇用者数が5人以上であること、また、福知山市内に既にあります、市内の既存企業につきましては、投下固定資産総額が5,000万円以上と、適用条件を拡充いたしております。
第4条において、奨励措置を定めておりまして、第5条において、工場等に係る固定資産税の課税の免除を3年間と拡充いたしました。また、第6条、別表において、奨励金の交付について定めておりまして、現行の制度に加えまして、新規企業が進出する場合に、U・Iターン者雇用加算金としまして、1人について10万円、アネックス京都三和は15万円でございますが、を加算する制度を新たに設けております。また、別表で定める奨励金の合計額につきまして、工場等の新設等の区分ごとに、当該工場で営む事業について1億円を限度とすることといたしております。
この条例は、平成29年4月1日から施行することといたしております。
附則第2項におきまして、冒頭に言いましたように、福知山市
企業誘致促進条例・福知山市工場等
操業支援条例を廃止することといたしております。
103ページをお願いいたします。
議第127号、福知山市行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律に基づく個人番号の利用及び
特定個人情報の提供に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。個人番号の利用範囲に係る事務の規定の改正に伴いまして、所要の規定の整理を行うものでございます。改正の内容としましては、別表第1、別表第2において、個人番号の利用範囲に係る事務について、根拠となります要綱の題名及び事業の名称を、福知山市乳児栄養食品支給事業実施要綱による乳児栄養食品支給事業に関する事務に改めるものでございます。
この条例は、平成29年4月1日から施行することといたしております。
105ページをお願いいたします。
議第128号、福知山市
保健福祉センター条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、福知山市東部保健福祉センターの移転に伴いまして、所要の規定の整備を行うものでございます。
改正の内容としましては、福知山市東部保健福祉センターが、三和支所内に機能移転することから、別表において、同センターの位置を福知山市三和町千束515番地に改めるものでございます。
この条例は、規則で定める日から施行することといたしております。
107ページをお願いいたします。
議第129号、福知山市
医師養成確保奨学金等の貸与に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、
医師養成確保奨学金等の貸し付けを市立福知山市民病院で行うことに伴いまして、所要の規定の整備を行うものでございます。
改正の内容としまして、題名を「市立福知山市民病院
医師養成確保奨学金等の貸与に関する条例」に改めるとともに、第1条から第4条として、
医師養成確保奨学金等の貸与を市立福知山市民病院で行うこととし、あわせまして文言の整理を行うものでございます。
この条例は、平成29年4月1日から施行することといたしております。あわせまして、経過措置を設けております。
109ページをお願いいたします。
議第130号、福知山市
介護保険条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、介護保険法施行令の一部を改正する政令の施行等によりまして、所要の規定の整備を行うものでございます。改正の内容としましては、第11条第2項関係としまして、保険料の減免に係る申請書の提出期限を、特別徴収の場合は特別徴収対象年金給付の支払日までに、普通徴収の場合は納期限までに、それぞれ改めるものでございます。
附則第9条関係としまして、平成29年度における第1号被保険者の介護保険料の段階の判定に関する基準の特例としまして、現行の所得指標であります合計所得金額から、長期譲渡所得及び短期譲渡所得に係ります特別控除額を控除した額を用いることができることとするもので、第1号から第13号までの平成29年度における保険料率の特例を設けるものでございます。
この条例は、平成29年4月1日から施行することといたしております。
113ページをお願いいたします。
議第131号、
福知山市立公民館条例の一部を改正する条例の制定についてであります。福知山市立桃映地域公民館を設置するために、所要の規定の整備を行うもので、福知山市立桃映地域公民館が平成29年度に設置されることに伴いまして、第2条において、公民館の名称、位置に、「福知山市立桃映地域公民館 福知山市字堀2201番地の1」を加えるものでございます。
この条例は、規則で定める日から施行することといたしております。
115ページをお願いします。
議第132号、福知山市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、市立福知山市民病院の診療科目の増設に伴いまして、所要の規定の整備を行うもので、第3条第2項第1号関係としまして、市立福知山市民病院に、血液内科・腎臓内科・腫瘍内科・糖尿病内科の診療科目を増設するものでございます。
この条例は、平成29年4月1日から施行することといたしております。
117ページをお願いします。
議第133号、
公立大学法人福知山公立大学中期目標の変更についてでございますが、地方独立行政法人法の第25条第3項の規定によりまして、議会の議決を要するもので、中期目標の「第3 教育研究上の基本組織」の表中、「学科名称」を「医療福祉マネジメント学科」から「医療福祉経営学科」に変更するものでございます。
以上で、上程をされました諸議案につきましての説明を終わらせていただきます。よろしくご審議を賜りますように、お願いを申し上げます。
◎日程第3 議第134号 平成28年度福知山市
一般会計補正予算(第5号)
○(
田中法男議長) 次に、日程第3に入ります。
お手元に届いています議案書の議第134号、平成28年度福知山市
一般会計補正予算(第5号)を議題とし、これより提案理由の説明を求めます。
市長。
○(
大橋一夫市長)(登壇) ただいま上程されました諸議案につきまして、提案理由の説明を申し上げます。
1月中旬からの寒波により、二度にわたり大雪に見舞われ、ビニールハウスを中心とした農業施設などに甚大な被害が発生をいたしました。このたびの雪害により、ビニールハウスの倒壊により1名の尊い命が失われ、また凍結により転倒され、けがをされた方々へ、家屋・農業施設の被害に見舞われました皆様方に対しまして、衷心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。
本市におきましては、早急に再生産体制の整備や農業経営の安定化を図っていくため、その必要性があることから、被災をしたビニールハウスなどの農業施設の復旧を緊急に支援する経費をお願いをいたしております。
あわせて、除雪対策にかかる予算が増幅する見込みでありますので、補正をお願いいたしております。
また、未来への投資を実現する経済対策として、国の第二次補正予算に盛り込まれた地方創生拠点整備交付金及び高齢者施設の防災対策強化事業について、補助事業の確定があり、円滑かつ着実な実施が必要とされていることから、速やかに予算を計上して、十分な効果を早期に発揮できるよう、諸経費の補正をお願いするものでございます。
地方創生拠点整備交付金の活用につきましては、
福知山公立大学が
北近畿地域におけるさまざまな課題解決に向けたシンクタンク機能を発揮するとともに、市民の「知の拠点」の役割を果たすため、地域連携、地域協働の取り組みを支援いたします経費をお願いいたしております。
高齢者施設の防災対策強化事業につきましては、外部からの不審者の侵入に対する防犯対策の強化を図るため、防犯カメラ設置を本市の生活支援ハウスに設置します経費のほか、市内の高齢者施設が実施される防犯対策の支援に要する経費の補正をお願いいたしております。
あわせて、繰越明許費についてもお願いいたしております。
以上により、議第134号、
一般会計補正予算につきましては、補正予算額2億2,468万8,000円を追加いたしまして、総額428億1,584万7,000円とするものでございます。
以上、提案理由の概要につき申し述べましたが、細部につきましては財務部長が説明いたしますので、慎重にご審議をいただきまして、ご賛同賜りますようお願い申し上げます。
○(
田中法男議長) 財務部長。
○(夜久豊基財務部長) 失礼いたします。
ただいま上程されました議案につきまして、細部の説明を申し上げます。
議第134号、平成28年度福知山市
一般会計補正予算(第5号)でございますが、1点目、本年1月中旬からの寒波・積雪によりまして、福知山市において、ビニールハウスを中心とした農業施設に甚大な被害が発生しました。このために、被災しましたビニールハウス等の農業施設に対しまして、緊急に復旧支援を行いまして、早急な再生産体制を整備し、農業経営の安定化を図る必要があり、補正予算をお願いいたしております。あわせまして、除雪関連事業に係る補正予算もお願いいたしております。
2点目でございます。平成28年8月2日に閣議決定されました、未来への投資を実現する経済対策を受けまして、平成28年度、国の第二次補正予算に計上されました、地方創生拠点整備交付金事業及び高齢者施設の防犯対策強化事業につきまして、補助事業の採択がありましたので、速やかに補正予算の計上をお願いし、迅速に対応してまいります。
それでは、恐れ入りますが、お手元に配付をしております、歳入・歳出補正予算の事項別明細書の4ページをお願いいたします。
歳出でございますが、民生費、社会福祉費、目、老人福祉費の366万円の補正につきましては、国の第二次補正予算として実施をするもので、1点目に老人福祉施設改修事業としまして、外部からの不審者の侵入に対する防犯対策強化を図るために、福知山市所有の生活支援ハウス2施設に防犯カメラを設置する経費として108万円を、また2点目、既存高齢者施設等防犯対策強化事業としまして、同じく、市内の高齢者施設、5施設でございますが、実施をします防犯対策、主に防犯カメラの設置事業でございますが、防犯対策に対しまして助成を行う経費として、258万円をお願いいたしております。
5ページをお願いいたします。
農林業費、農業費、目、農業振興費でございます。3,352万8,000円の補正につきましては、農業生産施設緊急復旧対策事業としまして、雪害によって被災をしましたビニールハウスなどの再建経費の一部を支援するものでございます。再建されるビニールハウスの事業費について、また再建される被災したビニールハウスの撤去費について、そして再建される被覆ビニールの資材費について、市独自施策として支援を行うものでございます。
6ページをお願いします。
土木費、道路橋梁費、目、道路維持費1億300万円の補正につきましては、除雪関連事業としまして、市内の除雪路線、また協議路線の除雪業務等を行う経費でございまして、当初予算との過不足額について補正をお願いをいたしております。
7ページをお願いします。
教育費、大学費、目、大学振興費8,450万円の補正につきましては、
福知山公立大学「学びの拠点」推進事業としまして、
福知山公立大学が
北近畿地域の住民、企業、
各種団体等との連携・協議の活動拠点となります施設の改修経費、あるいはICT環境の充実強化に向けた取り組みへの支援、また、地域に根差して地域住民に見える大学づくりを推進するために、旧市街地の空き家、店舗を改修しまして、まちかどキャンパス整備に係る取り組みを支援するものでございます。
以上で歳出の説明を終わらせていただきまして、恐れ入りますが、3ページへお戻りをお願いいたします。
歳出にかかわります歳入でございます。国庫支出金、国庫補助金、目、民生費国庫補助金312万円につきましては、右の説明欄のとおり、高齢者施設等防犯対策強化補助金でございます。同じく、目、教育費国庫補助金4,225万円につきましては、右の説明欄、
福知山公立大学「学びの拠点」推進事業に係る地方創生拠点整備交付金でございます。市債、目、教育債4,220万円につきましては、説明欄のとおり、
福知山公立大学「学びの拠点」推進事業に係る補正予算債でございます。繰越金の1億3,711万8,000円は、繰越金を補正財源とするものでございます。
以上によりまして、一般会計は、1ページから2ページにかけましての総括のとおり、総額に歳入歳出ともに2億2,468万8,000円を追加いたしまして、予算の総額を歳入歳出ともに428億1,584万7,000円とするものでございます。
恐れ入りますが、議案書の1ページをお願いいたします。
第2条の繰越明許費の追加につきましては、議案書の4ページの第2表のとおり、農業生産施設緊急復旧対策事業、
福知山公立大学「学びの拠点」推進事業に係ります補正をお願いするものでございます。
この議案1ページの第3条、地方債の補正につきましても、5ページ、第3表のとおりでございます。
以上で、上程をされました議案につきましての説明を終わらせていただきます。よろしくご審議を賜りますようにお願いを申し上げます。
○(
田中法男議長) これにて、提案理由の説明は終わりました。
この際、議案熟読のため休憩といたします。
再開は午後1時30分といたします。
午前11時56分 休憩
午後 1時30分 再開
○(
田中法男議長) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
◎日程第4 議第134号 平成28年度福知山市
一般会計補正予算(第5号)
○(
田中法男議長) 日程第4に入ります。
議第134号を議題とし、これより質疑を行います。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○(
田中法男議長) ないようですから、質疑を終結します。
これより、委員会付託を行います。
お手元に配付しています議案付託表(その1)のとおり、予算審査委員会に付託します。
平成29年第2回
福知山市議会定例会
議案付託表(その1) 議第134号
平成29年2月24日
┌─────┬────┬──────────────────────────────────┐
│付託委員会│議案番号│付 託 議 案 │
├─────┼────┼──────────────────────────────────┤
│予算審査 │134 │平成28年度福知山市
一般会計補正予算(第5号) │
│委 員 会│ │ │
│ │ │ │
└─────┴────┴──────────────────────────────────┘
◎日程第5 福知山市
選挙管理委員及び補充員の選挙
○(
田中法男議長) 次に、日程第5に入ります。
福知山市
選挙管理委員及び補充員の選挙を行います。
福知山市
選挙管理委員及び補充員につきましては、来る3月28日をもって任期満了となりますので、
地方自治法第182条の規定により、その後任者の選挙を行います。
この際、お諮りします。
選挙の方法につきましては、
地方自治法第118条第2項の規定により、議長を指名人とする指名推選の方法によりたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○(
田中法男議長) ご異議なしと認めます。
よって、議長を指名人とする指名推選の方法によることに決しました。
それでは初めに、福知山市
選挙管理委員には、足立隆夫、高橋昭子、氷上正喜、松本良彦、以上の4名を指名します。
お諮りします。
ただいまの被指名人をもって、福知山市
選挙管理委員の当選人とすることにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○(
田中法男議長) ご異議なしと認めます。
よって、ただいまの被指名人をもって、福知山市
選挙管理委員の当選人とすることに決しました。
次に、福知山市
選挙管理委員補充員には、第1順位、竹下一正、第2順位、森孝道、第3順位、佐藤亘弘、第4順位、東村敦子、以上の4名を指名します。
お諮りします。
ただいまの被指名人をもって、福知山市
選挙管理委員補充員の当選人とすることにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○(
田中法男議長) ご異議なしと認めます。
よって、ただいまの順位のとおりの被指名人をもって、福知山市
選挙管理委員補充員の当選人とすることに決しました。
◎日程第6 市会発議第1号
福知山市議会会議規則の一部を改正する規則の制定について
○(
田中法男議長) 次に、日程第6に入ります。
田渕裕二議員ほか6名から、市会発議第1号、
福知山市議会会議規則の一部を改正する規則の制定についてが提出されています。
それでは、市会発議第1号を議題とし、発議者から提案理由の説明を求めます。
16番、田渕裕二議員。
○16番(田渕裕二議員)(登壇) ただいま上程されました市会発議第1号、
福知山市議会会議規則の一部を改正する規則の制定についての提案に当たり、提案理由の説明を申し上げます。
今回の会議規則の一部改正につきましては、地方分権の進展に伴い、自治体の責任領域や自己決定権が拡大される中、二元代表制を担う議会において、政策の決定、監視及び評価機能の一層の充実に加え、議会の特性を生かした政策形成機能の強化を図るために、新たに全議員による組織を設置するものであります。
市会発議第1号
福知山市議会会議規則の一部を改正する規則の制定について
上記議案を別紙のとおり提出する。
平成29年2月24日
発 議 者
福知山市議会議員 田 淵 裕 二
賛 成 者
福知山市議会議員 塩 見 卯太郎
〃 〃 足 立 伸 一
〃 〃 森 下 賢 司
〃 〃 桐 村 一 彦
〃 〃 荒 川 浩 司
〃 〃 奥 藤 晃
〃 〃 野 田 勝 康
福知山市議会議長 田 中 法 男 様
(別紙)
福知山市議会会議規則の一部を改正する規則の制定について
福知山市議会会議規則(昭和32年
福知山市議会規則第1号)の一部を次のように改正する。
別表に次のように加える。
┌──────────┬───────────────────┬───────┬──────┐
│議会政策検討会議 │政策提言及び政策立案に関する協議 │全議員 │議長 │
└──────────┴───────────────────┴───────┴──────┘
附 則
この規則は、公布の日から施行する。
以上で提案理由の説明を終わります。
○(
田中法男議長) 以上で、提案理由の説明は終わりました。
これより質疑を行います。
ただいまの提案に対して、質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○(
田中法男議長) ないようですから、質疑を終結します。
お諮りします。
本案は、委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○(
田中法男議長) ご異議なしと認めます。
よって、委員会付託は省略することに決しました。
これより、討論に入ります。
初めに、本案に対する反対の討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○(
田中法男議長) 次に、賛成の討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○(
田中法男議長) ないようですから、討論を終結します。
これより、起立により採決します。
市会発議第1号について、原案のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○(
田中法男議長) 起立全員です。
よって、市会発議第1号は原案のとおり決しました。
◎日程第7 市会発議第2号
福知山市議会政務活動費の交付に関する条例の一部を改正する条例の制定について
○(
田中法男議長) 次に、日程第7に入ります。
田渕裕二議員ほか6名から、市会発議第2号、
福知山市議会政務活動費の交付に関する条例の一部を改正する条例の制定についてが提出されています。
それでは、市会発議第2号を議題とし、発議者から提案理由の説明を求めます。
16番、田渕裕二議員。
○16番(田渕裕二議員)(登壇) ただいま上程されました市会発議第2号、
福知山市議会政務活動費の交付に関する条例の一部を改正する条例の制定について、提案に当たり、提案理由の説明を申し上げます。
今回の一部改正につきましては、政務活動費の交付について、その透明性をより向上させることを目的に、実績に応じた完全後払いの精算交付に変更するため、所要の整備を行うものであります。
市会発議第2号
福知山市議会政務活動費の交付に関する条例の一部を改正する条例の制定について
上記議案を別紙のとおり提出する。
平成29年2月24日
発 議 者
福知山市議会議員 田 渕 裕 二
賛 成 者
福知山市議会議員 塩 見 卯太郎
〃 〃 足 立 伸 一
〃 〃 森 下 賢 司
〃 〃 桐 村 一 彦
〃 〃 荒 川 浩 司
〃 〃 奥 藤 晃
〃 〃 野 田 勝 康
福知山市議会議長 田 中 法 男 様
別紙については、一部改正する各条文について、改正後の概要を説明いたします。
第3条は、交付対象期間を定めております。
第4条では、毎月の初日を基準日とし、交付額の上限の算定方法と、政務活動費の額を月額にて定めております。
第5条では、所属議員の異動に伴う調整及び返還について定めております。
第7条では、経理責任者の役割について定めております。
第8条では、交付申請に関する事項を定めております。
第9条では、交付決定に関する事項を定めております。
第10条では、実績報告に関する事項を定め、上半期と下半期の区分ごとの実績に応じた精算交付について定めております。
第11条では、交付額の確定に関する事項を定めております。
第12条では、交付の請求に関する事項を定めております。
第13条では、決定の取り消し等に関する事項を定めております。
第14条では、実績報告書の保存年数について定めております。
第15条では、適正な運用と使途の透明性の確保について定めております。
この条例は、平成29年4月1日から施行することとしております。
附則第2項で「経過措置」を設けております。
以上、提案理由の説明を終わります。
○(
田中法男議長) 以上で、提案理由の説明は終わりました。
これより質疑を行います。
ただいまの提案に対して、質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○(
田中法男議長) ないようですから、質疑を終結します。
お諮りします。
本案は委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○(
田中法男議長) ご異議なしと認めます。
よって、委員会付託は省略することに決しました。
これより討論に入ります。
初めに、本案に対する反対の討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○(
田中法男議長) 次に、賛成の討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○(
田中法男議長) ないようですから、討論を終結します。
これより、起立により採決します。
市会発議第2号について、原案のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○(
田中法男議長) 起立全員です。
よって、市会発議第2号は、原案のとおり決しました。
以上で、本日の議事日程は終了しました。
次回は、来る28日午前10時から本会議を開きます。
それでは、本日はこれをもって散会とします。
なお、この後、午後2時30分から予算審査委員会を開催しますので、全議員協議会室へご参集ください。午後2時30分からです。
また、代表質問の通告締め切りは、本日24日の午後5時となっていますので、期限までに通告書の提出をお願いします。本日午後5時までです。
それでは、大変お疲れさまでした。
午後 1時45分 散会...